シロアリ基礎知識
「シロアリがいたら怖い!」「シロアリがいたらどうしよう!」と思いつつも、実際に見たことがない方も多いですよね。
大切な住居を守るために、その特徴や対処法について知っておきましょう。
シロアリって
どんな生き物?
現在日本には20種類以上のシロアリがいて、家屋に被害を及ぼす種類は3種類と言われています。その中でも仙台に生息するのは、ヤマトシロアリとアメリカカンザイシロアリの2種類と言われています。 対策をするためにも、シロアリがどんな生き物かをまとめました。
- 大きさ
- 4.5mm~8.5mm
- 主食
- 木材、落ち葉、枯れ木、ダンボールなど
- 好きな場所
- 湿気が多い所、暗い所、暖かい所、エサがたくさんある所
- 苦手なもの
- 太陽の光、乾燥、クロアリ、クモ、カエル、ツバメ
シロアリは一年中
活動します。
- 春
- 暖かくなるとシロアリが活発になります。
- 夏
- 5月から7月に、生殖能力がある羽アリが大量発生します。梅雨の時期は、シロアリの大好きなジメジメした環境が整うので、1年で一番活発になります。
- 秋
- 近年、台風や雨続きの日が多く、梅雨と同じ様なジメジメしたシロアリが好きな環境になり、動きが活発になります。
- 冬
- シロアリは10度以下の気温だと活動がしにくいと言われていますが、暖房機能や防熱性が高く、外気が低くても屋内や床下も暖かく、シロアリが活動できる環境になっていることが多いです。
シロアリを見分けるには?
シロアリを実際に見たことがない方が多く、いざシロアリを見つけてもクロアリと判断がつかなく、放っておいてしまう場合があります。シロアリとクロアリは見た目が似ていて、巣を作り、集団生活をするという点でもよく似ています。しかし、シロアリはゴキブリの仲間、クロアリはハチの仲間なのです。そのためクロアリ用の毒餌剤を使ってもシロアリ駆除にはその効果を発揮しません。
- シロアリの特徴
- 胴にくびれがない、前後のハネがほぼ同じ大きさ、ハネが取れやすい、家の中では羽アリを見かけない
- クロアリの特徴
- 胴にくびれがある、頭の近い方のハネが長くお尻に近いハネは短い、ハネは取れにくい、家の中でも見かける
一度シロアリが巣をつくると一つの巣に数万~数百万匹いると言われています。シロアリは光・乾燥を嫌い普段目につかない狭い床下などにいるため、被害が発見された時には深刻な状況になっていることが多いのです。住居が被害にあっていても、相当ひどくならない限り気がつかないことがほとんどです。早い段階で駆除しないと建物の土台がスカスカになり、建て替えや大規模なリフォームが必要になってしまいます。
シロアリかどうかの判断がつかなくても、羽アリを見つけたら早めに無料現地調査のご相談をしてください。
自分でできる
シロアリ対策
屋外においてある木材や、植木など、雨にぬれて湿気を含んだ柔らかいものの近くはシロアリが発生しやすくなります。手軽にできる対策としては、ビニールシートを敷くなどして地面に直接木材を置かないことです。
また、シロアリは風通しの良い場所を嫌うので換気口の前には物を置かないようにしましょう。シロアリが好む高温多湿で暗い環境をつくらないことも大事なポイントです!
シロアリを見つけたら
すぐにご相談を!
シロアリをホームセンターなどの市販の薬剤を使ってご自分で対処される方もいらっしゃいます。目に見える範囲のシロアリ駆除はできるかもしれませんが、浸食された建物には何万匹というシロアリが活動しています。
床下など入りにくい場所に被害が集中するため市販の薬剤だけで完全に撃退するのは難しいことが多いですので、シロアリ駆除のプロに ぜひご相談ください。